
気がつくと、もうお皿が空っぽ。
「ちゃんと味わって食べた記憶がないのに、もう食事が終わっている」
そんな経験はありませんか?
実は私も、以前は食べ始めて5分ほどで完食してしまうことがよくありました。
まるで何かに急かされているかのように口へ運び、噛む回数も少なく、食事を楽しむ余裕はほとんどありませんでした。
当然のように、体は痩せにくく、気づけば肥満体型に悩むように。
そこで今回は、なぜ「早食い」が太りやすい体をつくってしまうのかを分かりやすく解説していきます。
早食いが太る3つの理由
① 満腹中枢が刺激されない
食事をすると、血液中のぶどう糖(血糖値)が上昇し、その情報が脳の満腹中枢に伝わります。
しかし、この満腹サインが出るまでには約15分かかると言われています。
早食いをすると、満腹を感じる前に必要以上の量を食べてしまい、「食べ過ぎ」が当たり前になってしまうのです。
② 血糖値が急上昇し、脂肪をため込みやすくなる
短時間で大量に食べると、血糖値が一気に上がります。
すると、血糖値を下げるためにインスリンが大量に分泌され、余った糖は脂肪として蓄えられやすくなります。
同じ内容の食事でも、「早く食べるか」「ゆっくり食べるか」で、太りやすさが変わってしまうのです。
③ 消化が追いつかず、胃腸に負担がかかる
よく噛まずに飲み込むと、消化器官はフル稼働状態になります。
消化のスピードが追いつかず、胃もたれや便秘、腸内環境の乱れにつながることも少なくありません。
胃腸の調子が悪くなると、代謝も下がり、痩せにくい体になってしまいます。
今日からできる「ゆっくり食べるコツ」
「早食いは良くない」と分かっていても、いきなり直すのは難しいですよね。
そこで、無理なく取り入れられるポイントをご紹介します。
・一口の量を少なめにし、30回噛むことを意識する
・ながら食べをやめる(スマホ・テレビを見ながら食べない)
・一口ごとに箸を置く
・食物繊維が多いものや、歯ごたえのある食材を選ぶ
また、一緒に食事をする人のペースも意外と影響します。
周りが早食いだと、つられて自分も早くなりがちです。
できるだけ、ゆっくり食べる人と食事をすることも、良い習慣づくりにつながります。
よく噛むことで得られる嬉しい効果
ゆっくり、よく噛んで食べることで、実は多くのメリットがあります。
・噛む回数が増えることでエネルギー消費が増え、肥満・メタボ予防につながる
・唾液と食べ物がしっかり混ざり、味覚が豊かになる
・インスリンの働きを助けるホルモンの分泌が促され、血糖値の急上昇を抑える
つまり、「よく噛む」だけで、体は自然と太りにくい方向へと整っていくのです。
食事を大切にすることが、未来の健康につながる
忙しい毎日を送っていると、食事はつい後回しになりがちです。
「とりあえずお腹を満たす」だけの時間になってしまうこともあるでしょう。
しかし、こうした小さな習慣の積み重ねが、肥満や生活習慣病につながっていきます。
逆に言えば、食べ方を見直すだけで、体は確実に変わっていくということです。
早食いが癖になっている方は、まずは一食だけでも意識してゆっくり食べてみてください。
少しずつで構いません。
「食事を味わう時間」を取り戻すことが、健康への第一歩になるはずです。