ダイエット

無理な糖質制限・炭水化物カットは太る原因に

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「ご飯は太るから抜いた方がいい」
ダイエットをしていると、こんな言葉を一度は耳にしたことがあるのではないでしょうか。
しかし結論から言うと、ご飯が太る原因だとする見方は間違いです。

昨今の糖質制限ブームで目の敵にされているご飯です。

実は私自身も、過去に「ご飯抜きダイエット」をしたことがあります。
確かに始めた直後は体重がスッと落ちました。
しかし、その後どうなったかというと、代謝が落ち、以前より太りやすい体になってしまったのです。

糖質を極端に減らしすぎると、体はエネルギー不足を補うために筋肉を分解し始めます。
筋肉は基礎代謝の大きな部分を担っているため、筋肉量が減ると消費エネルギーも低下します。
その結果、同じ食事量でも太りやすい体質になってしまうのです。

さらに、厳しい糖質制限は心身に大きなストレスを与えます。
「我慢」が続くほど反動も大きくなり、ドカ食いやリバウンドにつながりやすくなります。
短期的に体重が減っても、長期的に見て健康的とは言えません。

一般的には、1日の総摂取カロリーの50〜65%を糖質から摂ることが目安とされています。
極端に糖質を減らすのではなく、適量を安定して摂ることが大切です。

ご飯を抜いてしまうと、実は食物繊維までも同時にカットしてしまいます。
炭水化物とは、「糖質+食物繊維」を合わせた栄養素のこと。
その炭水化物の中でも、最もダイエットに向いている主食がご飯です。

その理由の一つは、脂質が非常に少なく太りにくいこと。
さらに、食物繊維が含まれているため、腸内環境の改善も期待できます。

また、ご飯は糖質が主成分です。
ご飯を食べて血糖値が適度に上がると、脳は「栄養が満たされた」と判断し、自然と食欲を落ち着かせてくれます。
その結果、間食が減り、満足感のある食事につながります。

塩分の多いおかずや加工食品を控えやすくなることで、むくみの解消をサポートしてくれる点も見逃せません。
ご飯は低脂質・比較的低カロリーで、毎日の食事に取り入れやすい優秀な主食なのです。

一方で、「たんぱく質はダイエット向き」と言われがちですが、肉や魚などのたんぱく質源は、実はカロリーや脂質が高いものも多く、摂りすぎると太る原因になります。
バランスが何より重要です。

ご飯の目安量としては、茶碗1杯約150g
これを基準に、活動量や体調に合わせて調整すると良いでしょう。

「糖質=太る」「ダイエットの大敵」というイメージを持つ人も多いですが、糖質は炭水化物の一部であり、体にとって最も使いやすいエネルギー源です。
脂質に比べて分解・吸収が速く、脳や体を動かすための即効性のあるエネルギーとして利用されます。

脳は糖質(ブドウ糖)を唯一のエネルギー源としているため、集中力や思考力の維持にも欠かせません。
また、糖質は筋肉や肝臓に「グリコーゲン」として蓄えられ、運動時のエネルギーとして使われます。

ただし、糖質は体内に約400g程度しか蓄えることができません
不足すると、生命維持のためにエネルギー消費を節約し、脂肪を溜め込みやすい体になります。
つまり、糖質は「摂りすぎても、不足しても太りやすくなる」栄養素なのです。

お米で日常的に糖質を補うことで、低血糖を防ぎ、食欲を安定させることができます。
さらに、お米に含まれる食物繊維は便通を良くし、脂質の吸収を抑え、腸内細菌のエサとなって腸内環境を整えてくれます。

長年お米を主食としてきた日本人が、今になって急に太りやすくなったとすれば、原因は「ご飯」そのものではなく、食生活全体の変化にあるのかもしれません。

今一度、日本の伝統的な食生活を見直してみる。
それは、無理なく続けられるダイエットへの近道になるのではないでしょうか。

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